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大谷翔平がもしもトレード・デッドラインで“移籍”していたら…? エンゼルスのポストシーズンは絶望的でも【本塁打王+打点王+二桁勝利】の可能性
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2021/08/07 06:01
37本塁打でア・リーグトップ(8月6日時点)を走る大谷翔平。投手としても6勝を挙げている
ベーブ・ルース超えの本塁打王+打点王+二桁勝利の可能性も
8月6日現在、大谷は37本塁打で本塁打王をひた走り、打点王争いでも82打点でトップに3差につけている。投手としては6勝までこぎつけた。
今後、大谷の登板は最大で9試合ほどか。二桁勝利は視野に捉えたと言える。ベーブ・ルースは1918年に11本塁打で本塁打王に輝き、13勝で二桁勝利をマークしているが、本塁打王+打点王で二桁勝利を記録したことはない。
すでにエンゼルスのジョー・マドン監督は若手への切り替えと来季を見据えた戦いを宣言している。今季のポストシーズン進出は現実的とは言えないが、ベーブ・ルースさえも成し得なかった本塁打王+打点王+二桁勝利のスーパーな偉業は絵空事ではなくなった。
残りシーズンは2カ月弱。二刀流のシーズン完走と打撃二冠王、そして二桁勝利の偉業を楽しみにしたい。