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バド混合で初のメダル獲得! 出会いは中学校、結成10年の渡辺勇大&東野有紗が築いたコンビ愛「信頼度100%」
text by
石井宏美Hiromi Ishii
photograph byJIJI PRESS
posted2021/07/30 20:00
バドミントン混合ダブルスで初のメダル獲得となった渡辺・東野ペア。結成10年で掴んだ銅メダルだった
今回、メダルラッシュが期待されたバドミントン勢は男子シングルスの金メダル候補の桃田賢斗が1次リーグで敗退し、29日は女子ダブルスも準々決勝で敗退。混合ダブルスの試合前に行われた女子シングルスでも奥原希望が準々決勝で敗退するなど、重苦しい雰囲気が流れていた。しかし、渡辺と東野は快挙を成し遂げ、東京五輪の大舞台でその実力を見事に証明した。
「やっぱりメダルを獲るのと獲らないのとでは全然違うと思います。先輩方が作ってくれたレールをさらにのばすことができた。これから僕らがもう少し先のレールを作っていくつもりですけど、とりあえず東京オリンピックという大きな舞台でメダルを獲得することができたことを誇りに思います」(渡辺)
渡辺には「今後、混合ダブルスが日本全体に広まっていったらうれしいです。もちろん、そういう責任感もあるし、自分たちがそうしていきたい」という気持ちがある。
今回の銅メダルは、間違いなく、そんな彼らの思いを実現する第一歩になったのではないだろうか。