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もし大谷翔平ら大リーグのスーパースターが五輪に出てたら(出られないけど)… 豪華すぎる打線・投手陣を想像してみた 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byNaoya Sanuki

posted2021/07/30 06:00

もし大谷翔平ら大リーグのスーパースターが五輪に出てたら(出られないけど)… 豪華すぎる打線・投手陣を想像してみた<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

2016年侍ジャパン強化試合での大谷翔平。彼がもし国際舞台で見られたら……と想像してしまう

大谷と名コンビなウォルシュも入る

 MLB最高の韋駄天と言われるナショナルズのターナー、スイッチヒッターのマリンズと続くスピード感のある打線。4番は本塁打王3回、三塁守備も抜群のカージナルス、アレナドだ。JD・マルチネスは、大谷が台頭するまでは「最強のDH」として知られた。エンゼルスのウォルシュはチームリーダーのマイク・トラウト戦線離脱の穴を埋めた。同い年の大谷翔平とも名コンビだ。そして捕手は昨年全休も見事に復活したポージーとなる。

 投手陣は先発3人に救援2人を選ぶ。防御率をもとにした総合指標PRで選ぶ。IL(負傷者リスト)入りした選手もいるが、それは考慮していない。

<投手陣>
先発/
ジェイコブ・デグロム(メッツ)33歳
7勝2敗92回 率1.08 PR31.79
ケビン・ガウスマン(ジャイアンツ)30歳
9勝4敗122回 率2.21 PR26.84
ブランドン・ウッドラフ(ブルワーズ)28歳
7勝5敗126回 率2.14 PR28.70

救援/
クレイグ・キンブレル(カブス)33歳
2勝3敗23S 36.2回 率0.49 PR15.07
マーク・メランソン(パドレス)36歳
2勝2敗30S 43回 率2.09 PR10.03

 投手陣は対照的に経験を積んだ30代が多い。デグロムはこのほどIL入りしたが驚異の奪三振率など歴史的快投だった。ガウスマン、ウッドラフも抜群の安定感を見せている。救援のキンブレルはMLB最強クローザーだったが2019年から成績が急降下。しかし今季、奇跡の復活を果たした。ベテランのメランソンは安定感がある。

初戦で勝ったドミニカはどうなる?

 では、日本が初戦で勝利したドミニカ共和国はどうなるだろうか?

<野手陣>
1 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)22歳
83試304打88安30本67点23盗 率.289 RC74.24/遊撃手
2 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)22歳
96試348打114安32本80点2盗 率.328 RC89.93/一塁手
3 ファン・ソト(ナショナルズ)22歳
89試308打90安17本55点6盗 率.292 RC61.68/外野手
4 ラファエル・デバース(レッドソックス)24歳
97試363打102安27本81点3盗 率.281 RC71.64/三塁手
5 ネルソン・クルーズ(ツインズ/レイズ)41歳
88試308打89安21本52点3盗 率.289 RC60.11/DH
6 ホセ・ラミレス(インディアンス)28歳
86試307打78安19本52点9盗 率.254 RC52.25/二塁手
7 ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)28歳
76試251打55安17本37点0盗 率.219 RC38.22/捕手
8 テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)28歳
77試304打90安15本59点7盗 率.296 RC51.41/外野手
9 ライメル・タピア(ロッキーズ)27歳
95試355打98安5本40点18盗 率.276 RC47.98/外野手

 上位打線がものすごい。走攻守揃ったタティスJr.、三冠王候補で大谷に本塁打でも肉薄するゲレーロJr.、そしてホームランダービーで大谷翔平を破ったソト。3人とも22歳という若さだ。そして5番には松坂世代ながら衰えしらずのネルソン・クルーズ。バランスの良さではアメリカだが、勢いではドミニカ打線ではないか。

<投手陣>
先発/
フレディ・ぺラルタ(ブルワーズ)25歳
7勝3敗102回 率2.29 PR21.53
サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)25歳
5勝9敗119.2回 率3.23 PR12.76
クリスチャン・ハビアー(アストロズ)24歳
3勝1敗76.2回 率2.82 PR11.67
救援/
リチャード・ロドリゲス(パイレーツ)31歳
4勝2敗38.1回 率2.82 PR5.84
ディエゴ・カスティーヨ(レイズ)27歳
2勝4敗36.1回 率2.72 PR5.93

 アメリカに比べれば投手陣はやや見劣りする。ドミニカ共和国は攻撃型チームなのだ。しかし今季救援から先発に復帰したペラルタのホップする速球は見ものだ。

 続いては、侍ジャパンにMLBで活躍する選手を加えてみる。

【次ページ】 日米のスーパースターを1、2番に

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