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松山英樹が五輪コースで練習開始! 代表ユニフォーム姿で笑顔、体調面も問題なし? 一方、海外勢は「まだ日本にいない」選手も
text by
舩越園子Sonoko Funakoshi
photograph byAFLO SPORT
posted2021/07/24 17:15
東京五輪の会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部に姿を現した松山英樹
チーム・ジャパンのピンク色のユニフォームに身を包んだ松山は、午前10時すぎから練習グリーンで小1時間のパット練習を行なった後、練習場に移り、ショットの調整に余念がなかった。
その間、韓国選手の一団や米ツアー仲間でスロバキア代表選手のローリー・サバティーニと談笑したり、自身のチーム・メンバーである早藤キャディや目澤秀憲コーチ、用具メーカーのツアーレップらとも頻繁に言葉を交わすなど、松山の表情はすこぶる明るかった。
練習場で2時間以上、打ち込んだ後、さらにショートゲーム練習場と練習グリーンでチップ&パットの調整も行ない、ほぼ4時間を霞ヶ関CCで過ごし、引き上げていった。
海外選手の大半はまだ到着してない
周囲を見渡しても、まだ選手たちの姿はまばらだ。
日本勢は前夜に開会式に出席した稲見萌寧が、疲労を押して午前中から霞ヶ関CCにやってきて、9ホールを回った。
「(開会式は)思っていたよりスケールが大きかった。迫力がすごかった」「(ユニフォームが)新鮮な感じです」と、興奮冷めやらぬ様子だが、「調子を上げて、みなさんが沸き上がるようなバーディーが獲れるよう、全力を出し切って頑張りたい」と気合いを入れていた。
午後には星野陸也と畑岡奈紗も姿を現した。これで日本勢4名は練習のためにコースが開放された初日から全員が球を打つことができたことになるが、海外の選手たちの大半は、まだ到着すらしていない。
ちなみに、米ツアー関係者によると、米国男子代表のコリン・モリカワら4選手は明日25日(日)に3名が、26日(月)に1名が、やっと日本に到着する予定だそうで、女子選手にいたっては「来週まで日本には来ない」とのこと。彼らが霞ヶ関CCの土を踏むまでには、まだまだ時間がかかる。
スケジュール的に見ても物理的に見ても、自国開催の日本勢は開幕前から大きなアドバンテージを得ていると言っていい。そのアドバンテージをフルに活かし、是非ともメダル獲得を期待したい。