Jをめぐる冒険BACK NUMBER
“J3が主戦場、五輪代表も控えGK続き”だった谷晃生が正守護神になるまで 川口能活コーチも認める「強み」でメキシコを止めるか
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byKaoru Watanabe/JMPA
posted2021/07/24 17:03
南アフリカ戦でゴールマウスを守った谷晃生。メキシコ相手にも無失点なるか
メキシコ戦に向け、南ア戦で得た経験をポジティブに
グループステージ第2戦の相手は、金メダル候補と目されるメキシコだ。GKにとって難しい展開となった初戦で掴んだ財産は少なくない。
「いつも通りやることが大事だなって。こういう舞台でプレーする機会が僕にはまだまだ少ない。そのなかで、難しいゲーム運びを経験できたことをポジティブに捉えたい。次も勝ってグループステージ突破を決められたら一番いい。チーム一丸となってやっていきたいです」
17年U-17ワールドカップには出場したものの、19年U-20ワールドカップを負傷のために逃した谷にとって、オリンピックは久しぶりの国際舞台。「1年前には明確に想像できなかった」という夢の舞台での1試合1試合の経験が日本代表のメダル獲得につながっていく。そして谷にとっても、将来のA代表での活躍の礎になるはずだ。かつての川口コーチがそうだったように。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。