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大谷翔平のHRを生み出す「天性の才」に、イチローは大谷の“本塁打王”を予言? “断然ムキムキ”になった〈昨季との体格比較〉も
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2021/07/25 06:01
7月18日のマリナーズ戦で34号HRを放った。徹底した身体作りが今季の“爆発”を生み出している
大谷の”本塁打王”をイチローが予言していた!?
自信満々。こんな言葉はメジャーで日本人最高の175本塁打を放った松井秀喜さんからでさえ聞いたこともないが、イチローさんは大谷のルーキーイヤーから本塁打王の予言をしていた。18年9月のマリナーズ戦で中堅越えの20号本塁打を放った際には「初めてホームランバッター、日本人として来たなという感じはします。センター中心にあれだけの距離を出せる選手はこっちにもなかなかいない」と目を輝かせていたことを覚えている。
今季を迎えるにあたり、大谷には大きな変化が見てとれた。それは体格だ。キャンプ初日に目にしたその印象はとにかく「デカい」だった。
昨季より胸板は数倍厚みを増し、上腕はムキムキ。それでいて筋肉の質は実に柔らかそう。押せば跳ね返るような弾力性を持ち合わせているように見えた。
下半身も然り。腰回り、太もも、ふくらはぎ、いずれもが昨季より断然に大きく太い。写真を見比べればその差は一目瞭然なので是非、見比べていただきたい。
今年の大爆発に繋がった、「左膝」の強化
メジャー4年目。これまでの3年間は常にケガと戦ってきた。1年目オフのトミージョン手術。2年目9月に行った左膝の手術。その影響で3年目までのトレーニングは常にリハビリが大きなウエイトを占めてきた。体を強化したくとも、強化することで体重が増えてしまっては、患部への負担が重くなる。強化したくとも出来なかったのが現実だったが、その状態も昨オフにようやく卒業した。強化トレーニングに徹底して取り組めたことで体は強靭さを増し、結果的に体重が増え、体が大きくなった。特に左膝は打撃の軸足であり、強化に成功できたことが今年の大爆発へと繋がった。
「やっぱり左膝じゃないですかね。実際に去年やってみてわかりましたけど、かなり重要なところだなというのは感じていますし、打撃でそこをしっかり気をつけていれば、逆にいい状態を保てるんじゃないかと思います」