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大谷翔平のHRを生み出す「天性の才」に、イチローは大谷の“本塁打王”を予言? “断然ムキムキ”になった〈昨季との体格比較〉も
posted2021/07/25 06:01
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph by
Getty Images
ロサンゼルス近郊に住むという日本人女性が聞いてきた。
「なんで大谷さんのホームランってあんなにボールが飛ぶんですか?」
野球ファンならずとも、今や米国に住む日本人女性は年齢に関係なく大谷翔平に興味津々だ。
「いいコンタクトをしたら、勝手に本塁打になる」
元々、背が高い、足が長い、顔が小さい。目鼻立ちもくっきりときている。誰が見てもスタイル抜群のイケメンだ。その上、今年は日本人選手が敵わなかった『パワー』でもその世界の頂点を極めようとしている。女性からすれば、かわいい、かっこういいにたくましいまで加わったのだから、よけいに目がうっとりとなるのも当然だろう。男性ファンにしても、米国で本塁打王をひた走る大谷の姿にカタルシスを感じている方も少なくない。
その中で、忘れてはならないのが、今季からメジャーではボールが飛ばないとされる低反発球が導入されているという事実だ。だが、そんなことはお構いなしに、大谷はこれまでの日本人打者からは聞いたこともないコメントを連発している。
「いいコンタクトをしたら、勝手に本塁打になると自分では思っている」
「詰まっても先っぽに当たっても、ある程度いい角度で上がれば、本塁打になると自信を持って振っている」
「良いスイングが出来れば、(投球が)高くても低くても、内でも外でも、ホームランに出来ると思っている」