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世界最高峰NHLへ…“173cm”小柄な17歳・安藤優作にドラフト指名の可能性 実力で掴んだ王道ルート、中2でカナダへ「ホームシックは一度もない」 

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高木遊

高木遊Yu Takagi

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posted2021/07/21 11:00

世界最高峰NHLへ…“173cm”小柄な17歳・安藤優作にドラフト指名の可能性 実力で掴んだ王道ルート、中2でカナダへ「ホームシックは一度もない」<Number Web>

173cmと小柄ながら米ジュニアカテゴリー最高峰のUSHLでプレーする安藤優作

 充実の日々を過ごしていることは表情からも言葉からも容易に読み取れる。

「既に4つのホームステイ先でお世話になりましたが、どのホストファミリーも素敵な方ばかりでしたし、ホームシックになったことは一度もありません。大好きなホッケーを毎日できて夢を追える。それが何より楽しいんです」

 海を渡った当初は「もっと勉強してから行くべきでした」と苦笑いするほど英語が話せなかった。「レストランでわけも分からずYesばかり言っていたら、延々とおかわりが出てきたこともありました」と笑い飛ばすが、今や日常生活には何ら支障が無いほど上達。いずれ進むNCAAでは当然、学力も求められるため、勉学にも必死に取り組んでいるという。

 最近の息抜きはもっぱら釣り。「リラックスできていいんです」と道産子らしい一面も愛らしい。突き詰める中でもオフの時間を作ることも、プロとしては大切な要素である。

 北米に適応してチャンスを掴み、活躍を続けてきた安藤。夢を語る表情が明るいのは、何より自身の成長を感じ取っているからこそ。

「こちらに来てから一番変わったのは、積極的に自分から話しかけたり、自分の意見をしっかり伝えるようになったことです。親元を離れて、より家族への感謝の気持ちも持つようになりました。みんなから期待と応援をされて、応えられる選手になりたいです」

 憧れの選手には、NHLで日系5世の選手として活躍する21歳のニック・スズキ(カナディアンズ)やNBAでドラフト指名され、見事な活躍を見せている八村塁(ワシントン・ウィザーズ)の名を挙げた。

 長く低迷が続く男子の日本アイスホッケー界におけるパイオニアとしての活躍も十分期待できる。夢に突き進む安藤の言動から、そう思わせるものがひしひしと伝わってきた。

 まずはその第一歩。7月23、24日のドラフトで吉報を待つ。

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