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多田修平、涙!「本当にここまで来るのは長かった」10秒15優勝で初の五輪切符…山縣亮太も3位で内定【日本選手権男子100m】 

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posted2021/06/25 21:15

多田修平、涙!「本当にここまで来るのは長かった」10秒15優勝で初の五輪切符…山縣亮太も3位で内定【日本選手権男子100m】<Number Web> photograph by Naoki Morita/AFLO

日本選手権を制し、初の五輪切符を手に入れた多田修平

 陸上の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権は25日に男子100m決勝が行われ、多田修平(住友電工)が10秒15で1着に入って初の日本選手権制覇を達成。3着の山縣亮太(セイコー)とともに東京五輪代表に内定した。

 今大会は6月に9秒95の日本新記録をマークした山縣亮太を筆頭に、桐生祥秀(日本生命)、サニブラウン・アブデルハキーム(タンブルウィードTC)、小池祐貴(住友電工)という4人の9秒台スプリンターに加え、多田修平やケンブリッジ飛鳥(Nike)ら実力者が数多くそろったことで大きな注目を集めた。

 24日に行われた準決勝では1組で山縣が10秒16の1着で決勝進出を果たす一方で、サニブラウンは高校生の栁田大輝(東農大二高)に先着を許し3着となり、上位タイム2人で決勝進出となった。また同3組ではケンブリッジ飛鳥が10秒44の5着で決勝進出を逃した。

 そして迎えた決勝。スタートから鋭く飛び出した多田は山縣らの追走を振り切ってリードを守り切った。2017年5月のゴールデングランプリ川崎ではジャスティン・ガトリンが「すばらしいスタートを切った選手がいた」と多田のスタート技術を絶賛した逸話があるが、そのスタートダッシュが1年延期となった東京五輪直前に花開いた。

 多田はNHKでのフラッシュインタビューで涙ながらに「本当にここまで来るのは長かったんですけど、皆さんの支えがあったからここまでこれたと思います。ありがとうございます」と語った。

 なお3着の山縣亮太は3大会連続となる五輪出場内定。2着は大学生のデーデー・ブルーノ(東海大)。小池は10秒27で4着、桐生は10秒28で5着、サニブラウンは10秒29で6着だった。

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