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「ショウヘイは宇宙人か」3戦連発含む6本塁打+5回1失点で3勝目、MVPコールに日本人初のホームラン競争出場… 大谷翔平のスゴすぎ1週間
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2021/06/21 15:45
7試合で6本塁打、そして投手で3勝目。今週の大谷翔平は凄まじい活躍ぶりだった
衝撃の1週間だった。エンゼルスの大谷翔平は現地時間20日(日本時間21日)に行われたタイガース戦でリーグトップタイに並ぶ23号本塁打を放ち、2018年にマークした22本塁打の自己最多記録を更新した。
この7試合で6本のアーチを掛け、なおかつ登板した試合ではシーズン3勝目を挙げるなど圧倒的なパフォーマンスを見せた7試合を、成績とともにまとめた。
<6月14日 vsアスレチックス>
5打数1安打
<6月15日 vsアスレチックス>
4打数1安打1本塁打1打点
<6月16日 vsアスレチックス>
4打数2安打1本塁打1打点1盗塁
本塁打+セーフティバントに「宇宙人だな」
ア・リーグ西地区首位に立つアスレチックス相手に、そこまで6連勝だったエンゼルスは3連敗を喫したものの、気を吐いたのは大谷だった。15日の第2戦で3点を追う8回2死、サウスポーのルサルドの投じたストレートを強振すると、痛烈な弾道はライトスタンドに一直線。打球速度186km、飛距離131mの弾丸18号で自身22打席ぶりのアーチとなった。この一撃から大谷の打棒が爆発することになった。
16日の第2打席には再び左腕のアービンから、真ん中やや外よりスライダーを上手くバットに乗せて右翼席に19号。続く第3打席には長打を警戒する内野手のシフトをあざ笑うかのようなバントヒットでマルチヒット、そして盗塁も成功させた。この活躍ぶりに中継したテレビ局「バリースポーツ・ウエスト」の解説者も「ヤツは宇宙人だな」と冗談めかして言う場面もあった。