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「ショウヘイは宇宙人か」3戦連発含む6本塁打+5回1失点で3勝目、MVPコールに日本人初のホームラン競争出場… 大谷翔平のスゴすぎ1週間
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2021/06/21 15:45
7試合で6本塁打、そして投手で3勝目。今週の大谷翔平は凄まじい活躍ぶりだった
投手なのにダイビングキャッチ
<6月17日 vsタイガース>
打:1打数0安打2四球
投:6回5被安打5奪三振1被本塁打1失点2四死球
観客制限が解除となったエンゼルスタジアムに3万人超の大観衆が詰めかけた中、“リアル二刀流”に臨んだ大谷は、投手として4、5回と2イニング連続でダブルプレーに斬ってとるなど要所を抑えるとともに、打者のバントヒットをダイビングキャッチで防ごうとするハッスルプレーもあった。
なおこの試合では三冠王経験者ミゲル・カブレラに死球をぶつけてしまったが、その直後に大谷が四球で出塁すると、一塁を守っていたカブレラが大谷に“ちょっかい”を出す寛大さを見せるなど、大リーグの超一流選手にも認められていることを示す一幕もあった。
<6月18日 vsタイガース>
5打数2安打2本塁打3打点
<6月19日 vsタイガース>
4打数1安打1本塁打2打点1四球
<6月20日 vsタイガース>
4打数1安打1本塁打2打点1四球
低空弾丸ライナー+逆方向、衝撃の1試合2発
これまでの大谷は、ピッチング直後の試合での打撃成績が芳しくないことを指摘されがちだったが、その懸念を余裕で吹き飛ばす。2年ぶりとなった18日の1試合2本塁打をマークしたが、第3打席で角度18度ながらも打球速度約184kmの低空弾丸ライナーでライトスタンドを射抜く第20号。第5打席ではお馴染みの“ビッグフライ”で左中間へ第21号を放り込んだ。
試合前に決定した日本人初となるホームランダービー出場が必然であることを示すかのような2発となった。