SCORE CARDBACK NUMBER
フェルスタッペンがモナコ初制覇。ドライバーズ選手権首位に立つ。
posted2021/06/03 08:00
ロイヤルボックス前で新しいウィナーを迎えるオフィシャルたち。2年ぶりのモナコに伝統と笑顔が戻って来た
text by

今宮雅子Masako Imamiya
photograph by
Getty Images
予選でトップタイムを記録したシャルル・ルクレールのフェラーリは、世界一貴重なはずのポールポジションに着くことなくガレージに戻った。予選最後のクラッシュはドライバーのミス。しかしマシンを修復する際、ダメージを見落としたのはフェラーリのミスだ――母国で走れないドライバーを思うと、フェラーリの赤が哀愁を帯びて映った。
空席となったポールポジションの斜め後方、2位グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、一度も首位を譲ることなく78周を走り切った。ロイヤルボックスでアルベール二世公に迎えられるのは初めてのこと。本人も認めるとおり、これまでは速さを発揮しながらも、しばしば、狭い市街地コースの“罠”に捕らえられてきた。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り: 579文字
NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。
