ビシエドは日本で成長したのだろう

　ビシエドは日本で「成長した」のだろう。言葉の壁はあるだろうが、それでも日本文化に親しみ、家族とともに安定した生活を送る中で、日本野球にも順応したのだ。

　ビシエドの成功事例は、普遍の原則を我々に教えてくれる。これはMLBに挑戦する日本人選手にも言えることだが、他国の野球に挑戦することは、異文化を取り入れ成長することでもあるのだ。

4番ビシエドが今や中日打線の定番となっている（2018年撮影）©Kiichi Matsumoto

　中日ファンは「ビシエドが4番に座らん竜打線なんて考えられん」という。ビシエドにはこの言葉こそ何よりもうれしいのではないか。

青木が日米2500安打、過去の4人は？

＜達成記録＞

・日米通算2500安打
　青木宣親（ヤ）5月26日日本ハム戦　4人目

　NPB公式記録ではないが、参考記録として表彰された。これまでの達成者は以下の4人。数字は5月30日時点。

　イチロー 4367安打（NPB1278安打/MLB3089安打）
　松井稼頭央 2705安打（NPB2090安打/MLB615安打）
　松井秀喜 2643安打（NPB1390安打/MLB1253安打）
　青木宣親 2503安打（NPB1729安打/MLB774安打）

　なお、この記録は「NPBでの初安打」を起点にしているが、MLBでの初安打を起点と考えると以下の2人も日米通算2500安打を達成している。

　フリオ・フランコ 2872安打（MLB2586安打/NPB286安打）
　ウィリー・デービス 2798安打（MLB2561安打/NPB237安打）
　　

＜記録予報＞
・1000試合
　あと2　安達了一（オ）　これまで511人
・1500試合
　あと1　坂口智隆（ヤ）　これまで195人
・1000安打
　あと3　バレンティン（ソ）これまで309人
・100本塁打
　あと1　亀井善行（巨）　これまで301人
・150本塁打
　あと9　メヒア（西）　これまで177人
・200本塁打
　あと4　内川聖一（ヤ）　これまで109人　　 　
・250本塁打
　あと1　坂本勇人（巨）　これまで64人
・300本塁打
　あと1　バレンティン（ソ）これまで42人
　あと7　松田宣浩（ソ）これまで42人
・300盗塁
　あと1　糸井嘉男（神）　これまで29人
・300犠打
　あと6　菊池涼介（広）　これまで7人

・100勝
　あと2　西勇輝（神）これまで139人
・150勝
　あと1　涌井秀章（楽）これまで48人
　あと9　和田毅（ソ）これまで48人
・150セーブ
　あと6　増田達至（西）これまで16人