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「ここがパパの職場だよ」急逝したロッテ右腕へ...唐川侑己が引退試合で贈ったサプライズ「マウンドの姿が主人と重なって」一周忌前夜の同期秘話
posted2026/10/10 11:11
ドラフト同期だった唐川と伊藤義弘さん
text by

梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph by
JIJI PRESS
10月3日の引退試合に際して、唐川侑己投手からお願いされたことがあった。
「一つだけ考えていることがあるのですが……」
引退会見を終えた後、神妙な表情で切り出された。
「ドラフト同期」の年上右腕
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唐川は2007年秋のドラフトで地元・千葉の成田高校からドラフト1位で指名を受けて入団した。そのドラフト同期に、伊藤義弘さんがいた。当時は高校生と大学社会人の分離ドラフト。大学社会人ドラフトの4巡目でJR東海から伊藤が指名された。伊藤は7歳年下の唐川を弟のように可愛がってくれた。
当時のことを唐川はこう振り返る。
「普通にボールが速くてスライダーもキレキレ。足も速かった。完成されている選手。高校を卒業したばかりのボクにはすごく大人に見えた。社会人のピッチャーって凄いなあ、と」
伊藤はセットアッパーとして活躍し、257試合に登板。2010年、ドラゴンズとの日本シリーズでは胴上げ投手にもなった。2016年シーズン限りで現役を引退。その後はアマチュアの指導者として奮闘していた。
「信じられなかった」突然の別れ
しかし、その活躍が期待されていたさなか、昨年10月6日に交通事故で亡くなった。享年43歳。あまりにも突然の別れだった。「信じられなかった」と唐川は思い返す。

