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サトノレイナス「挑戦を決めたルメさんの“即答”」~国枝師が語る牝馬参戦~

posted2021/05/26 07:00

 
サトノレイナス「挑戦を決めたルメさんの“即答”」~国枝師が語る牝馬参戦~<Number Web> photograph by Bungeishunju

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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Bungeishunju

史上初GI V9を花道に去った名牝の記憶もいまだ新しい。名トレーナー国枝師が東京優駿で悲願を託すのもまた牝馬。鞍上にルメールを擁し、14年ぶりの快挙は夢物語ではない。

 5月9日現在、関東リーディングを突き進む国枝栄調教師。開業32年目でここまでJRAのGIを19勝。有馬記念や天皇賞の他にアパパネとアーモンドアイで牝馬三冠をコンプリート。伯楽の名をほしいままにしているが、足りないピースもある。

 3歳牡馬クラシックには縁がないのだ。

「中でもやはりダービーに対する想いは強いです。“ダービー”というのは世界中のホースマンに名の通るレースだし、競馬をやらない人でも知っていますから……」

 そう語る国枝師は今年、牝馬のサトノレイナスをこの大一番に挑ませる。

 2018年のセレクトセール。上場される仔馬の名簿に、厩舎に縁のある名があった。

「サトノフラッグの全妹でした」

 サトノフラッグは当時1歳で、のちに弥生賞を勝つ。良い馬だったので、その妹も、とオーナーに進言、「購入してもらった」のが、サトノレイナスだった。

「牝馬ながら馬格のある良い馬でした」

 '20年6月7日。東京競馬場芝1600m、牝馬限定の新馬戦で圧倒的1番人気に応えて勝利。騎乗したルメール騎手は「最初から飛びが大きい馬だと思った」と述懐する。

 国枝師は当初からじっくり育てていく方針だった。

「勝った後は放牧して間を開けるのは予定通り。使おうと思えば使えたけど、無理せず、しっかりするのを待ちました」

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