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「ソダシはいい意味でクレイジーだね」「僕は彼女のファンですよ」 世界初の白毛GI馬に海外ジョッキーが寄せた声
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2021/05/22 17:01
阪神ジュベナイルフィリーズのソダシ。その後桜花賞も制し、無敗でオークスに向かう
「いい意味でクレイジーだね」
短期免許で日本のファンにもすっかりお馴染みのフィリップ・ミナリク元騎手。大怪我で引退を余儀なくされたが、現在はすっかり元気を取り戻した彼は言う。
「ソダシが勝ったレースにはドイツ血統の馬(エリザベスタワーの母ターフドンナはドイツオークス馬)が出ていたからリアルタイムでチェックしていたよ。あんなに白いGI馬は見た事がない。いい意味でクレイジーだね」
これもまたお馴染みのオイシン・マーフィーは興奮気味に早口で語った。
「綺麗な馬だし、トップクラスの馬だね。白毛自体が珍しいのに能力も高いとなると、滅多にいないのは当然だよね。彼女のためにもファンのためにもこれからも活躍してもらいたいね。コロナで日本に行けないけど、ヨーロッパから注目しているよ」
「白いだけでも珍しいのに強いなんて」
最後に、日本での免許取得を夢見るミカエル・ミシェルの弁。
「もちろんソダシの事は知っているわ。そして彼女が真っ白でスペシャルな馬である事も分かっている。白いだけでも珍しいのに強いなんて、アンビリーバブルね」
桜花賞を勝った時点でも世界中の名手達が注目した真っ白な馬体。オークスも制して2冠制覇となれば、再びそのニュースは世界を駆け巡るだろう。
(文中敬称略)