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「ソダシはいい意味でクレイジーだね」「僕は彼女のファンですよ」 世界初の白毛GI馬に海外ジョッキーが寄せた声
posted2021/05/22 17:01
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph by
Satoshi Hiramatsu
今週末、オークスこと優駿牝馬(GI、3歳牝)が東京競馬場の芝2400メートルを舞台に行われる。
1番人気が予想されるのは桜花賞馬のソダシ。デビューからここまで5戦5勝。阪神ジュベナイルフィリーズも制しており、この世代の牝馬唯一のGI勝ち馬だ。その戦績面での強さはもちろん、真っ白な馬体である“白毛”という事でも話題になっており、そのニュースは世界の競馬界に打電されている。
そこで今回は、日本にも縁のある海外のジョッキーに連絡を取り、海の向こうの反応を探ってみた。
「可愛いよね。僕は彼女のファンですよ」
まずは先日、香港で行われたクイーンエリザベスII世盃(GI)をラヴズオンリーユーで制したヴィンセント・ホー騎手。白毛としては世界初のGI馬というのを耳にして、次のように思ったと語る。
「桜花賞を見ました。白毛馬としては世界初のGI勝ち馬というのも聞いたけど、これは白毛自体が少ないからであって、不思議でもおかしな事でもないので、特別に何故かとは考えませんでした。それよりも普通に能力の高い馬だと感じました。今回のラヴズオンリーユーに限らず、日本馬のレベルの高さは分かっているので、ソダシもゆくゆくは世界で活躍出来ると思います」
また、同じく香港を主戦場にしているかの地のチャンピオンジョッキー、ザック・パートンは「興味津々」と語る。
「興味オオアリですね。レースもフォローして見ています。嫌でも目に付くし、可愛いよね。僕は彼女のファンですよ」