Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER

ソダシ「白馬伝説第2章」~主戦と調教師が語る~

posted2021/05/21 07:00

 
ソダシ「白馬伝説第2章」~主戦と調教師が語る~<Number Web> photograph by Photostud

text by

平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

PROFILE

photograph by

Photostud

神々しいまでの純白の躍動に宿った勝負強さ。桜花賞を堂々制し、牝馬クラシックのど真ん中を歩む彼女はこの先どんな物語を紡ぐのか――。無敗で第1章を終え、次なる頁がいま捲られる。

「ゴールドシップも手掛けさせていただいたけれど、そもそも芦毛が好きなんです。繁殖や種馬に上がれなくても誘導馬とか神馬とか、延命になる余生の道がありますから。それが今回はさらに白い白毛。金子(真人氏/名義は金子真人ホールディングス)オーナーには感謝しかありません」

 ソダシを預かることが決まったとき、須貝尚介調教師はそう感じたという。

 話は2年前、2019年に遡る。オーナーから送られてきた1歳の管理馬リストに父クロフネ、母ブチコ、のちにソダシと名付けられる馬が記されていた。

「すぐに見させていただきました。『真っ白で綺麗』というのが第一印象でした」

 2歳の早い時期に入厩。7月の函館、芝1800mでデビューする。母のブチコやその姉のユキチャンら、この血統は皆ダートで実績を残すなか、芝を選択した。

「血統に左右されたくなくて芝で調教したところ問題なく走れました。そこでオーナーに相談して芝でおろすことを決めました」

 この柔軟な姿勢が大ファインプレーとなるのだが、同時に注意したことがあった。

「母が母なので、ゲートに関しては時間をかけて慎重にやりました」

 母ブチコはゲートでの駐立に課題があり、突進して外傷を負い競走除外になったこともあった。そしてそれが元で引退に追い込まれた。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
Numberプレミアムクラブ会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 2860文字

Numberプレミアムクラブ会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

ソダシ
ブチコ
須貝尚介
吉田隼人

競馬の前後の記事

ページトップ