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大谷翔平“日本人最速10号”に球団公式すら「待って、昨日投げてたよね…?」 松井秀喜も語っていた“遠くに飛ばす才能”の特別さとは 

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posted2021/05/07 17:05

大谷翔平“日本人最速10号”に球団公式すら「待って、昨日投げてたよね…?」 松井秀喜も語っていた“遠くに飛ばす才能”の特別さとは<Number Web> photograph by Getty Images

日本人メジャーリーガーとして最速となる10号本塁打を放った大谷翔平

松井秀喜の「31本塁打」を塗り替えるのか

<名言3>
遠くに飛ばすということは誰にでもできることではない。
(松井秀喜/Number637号 2005年09月22日発売)

◇解説◇
「やはり与えられた才能だと思うから、本塁打にはこだわり続けたい」

 日本人メジャーリーガーでシーズン30本塁打に到達したのは、2020年時点で松井秀喜しかいない。ホームランを打つ能力については自負心を持っていた一方で、過去にはこのようにも語っていたという。

「自分でこういう選手になるとか……例えば日本のファンが望んでいるホームランをバンバン打つ選手になりたいとか、そういうものはないですよ。どんな選手になりたいとか、どんなスタイルを作りたいとか、そういうことを目指すんじゃなくて、やっぱりどうやって全体をレベルアップしていくかしかないんですよ」

 本塁打40本でも打率が2割なら打者として失格である──走攻守、すべてを完璧にこなすプレーヤーが松井の理想。その理想に一歩でも近づくために自分を高めていたことがわかる。

 そんな松井の活躍から十数年の時を経て、大谷は強烈な打球音とともにスタンドにボールを運んでいる。なおかつ投げては奪三振、走っては盗塁という“無双”ぶりだ。このハイレベルな活躍をつづけることで、松井が打ち立てた「31本塁打」の金字塔を塗り替えることになるのだろうか。

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