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大谷翔平“日本人最速10号”に球団公式すら「待って、昨日投げてたよね…?」 松井秀喜も語っていた“遠くに飛ばす才能”の特別さとは
posted2021/05/07 17:05
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Getty Images
雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回は日本人メジャー最速となる10号本塁打を放った大谷翔平にまつわる3つの言葉です。
<名言1>
自分の中で課題を消化するのが野球のおもしろさなのかなと思います。
(大谷翔平/Number881号 2015年7月2日発売)
◇解説◇
「ちょっと待って、この人、昨日ピッチングしてたよね……?」
エンゼルス球団公式ツイッターがこんな風に嘆息するのも、当然だろう。
現地時間6日(日本時間7日)、大谷が所属するエンゼルスは本拠地エンゼル・スタジアムでレイズ戦に臨んだ。前日先発ピッチャーとして6回途中無失点の投球を見せた大谷は「2番・DH」でスタメン出場したが、第2打席に“日本人記録”となる一打を放つ。
レイズの2番手サウスポーであるフレミングが投じた初球147kmを強振すると、ボールは高い弾道を描いて右中間スタンドへ。MLB公式ツイッターも「疑いなくオオタニだ」とつぶやくほどの10号2ランを突き刺した。
日本人最速2ケタ弾で本塁打王トップタイ
116打席目での10本塁打は2019年の自身の180打席を更新する“日本人最速2ケタ本塁打到達”で、再びア・リーグ本塁打王争いトップに並ぶ。第4打席には筒香嘉智が守る一塁ベースに当たるラッキーな二塁内野安打でマルチ安打を記録した(試合は3-8でエンゼルスが逆転負け)。
登板翌日であるにもかかわらず、豪快な一発を放った大谷。日本ハム所属時代の2015年、こんな風に語っていたことがある。