「今季はディージェイが素晴らしい活躍をしているし、昨季から引き続いて、今季もアイラの助けが大きかった。アイラとディージェイの活躍なしには、このような結果は生まれなかっただろう。それに自分が初めて大阪に来たときと比べて、日本人選手が大きく成長して、とくに（橋本）タクヤは今ではまったく違う選手に成長している。そのうえで、自分たちがチーム一丸となって戦うことができるようになったことも、大きなプラス。今季の大阪は、間違いなく強い。一丸となって戦うことを忘れなければ、勝ち進めるはずだ。CSでも絶対に、活躍したい」（ハレルソン）

キーマンたちの決意

　落ち着き払ったプレーで救世主のごとき働きを幾度も見せ、ブースターから“神様、仏様、ニュービル様”と崇められる男は、静かにそのときを待つ。一撃必殺でリングを射貫く彼の3Pシュートは、CSでも大阪の大きな武器になる。

「このチームで自分は、リーダーシップがあるほうだと思う。チームを引っ張りながら、どんな状況でも求められたプレーをする。ドライブしろと言われれば切り込むし、パスを求められたら周りを生かす。求められた状況に応じて、ゲームを作っていく。今季の自分のゴールは、個人ではチームの最大限の助けになるようにプレーすること。そしてチームとしてはさらに団結し、日々成長していく。そのどちらも順調に来ていると感じているので、シーズンの最後に得られる結果を楽しみにしている」（ニュービル）

　主将の肩書きこそ今季は合田に譲ったが、仲間のだれもがその統率力に敬服するブラウンは、間違いなくチームリーダー。伊藤達哉とともにチームでは数少ないCSに出場した選手は、その経験からチームを鼓舞する。

「成長し続けるメンタリティを持って挑戦を続けることが、これからも大事になる。それとCSに向けては、ひとりひとりが健康を保つため、体調管理を徹底しないといけない。今季はどのチームにとってもタフなシーズンだったし、だれにもコロナウイルスの影響はあったと思う。多くの良いこと、悪いことが起こったけど、それを言い訳にするのか、乗り越えていくのかは自分たち次第。CSに進出して優勝することを目指しているチームであるならば、それを言い訳にせず、自分たちに厳しくあらないといけない」（ブラウン）

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