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村上茉愛「体操を続けられたのは五輪があるから」~体操女子エースの覚悟~

posted2021/04/24 07:00

 
村上茉愛「体操を続けられたのは五輪があるから」~体操女子エースの覚悟~<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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Kiichi Matsumoto

リオデジャネイロ五輪の体操競技で日本女子の団体総合4位に貢献し、'17年世界選手権のゆかでは63年ぶりの金メダルに輝いた村上茉愛。東京五輪を集大成とすると話していたエースが今の胸の内を明かす。

 延期が決まってからの1年間は、アスリートが発信しづらい状況がずっと続いてきました。息苦しいと思う日がなかったかと言えば、そうではない。自分の周りでは「五輪をやってほしいね」「五輪で演技している姿を見たいから、もう1年頑張って」など、応援してくれる人が多くて、五輪をやらないほうがいい、という意見を直接聞いたことはありません。でも、マイナスの意見も目にしていましたし、開催を反対する人がいることは分かっていました。

 ただ、それでも自分はやはり五輪に出たい。そして、東京五輪だからこそこだわりたいという思いがあります。五輪でメダルを獲るという昔からの目標を周りの意見で変える必要はないと思うし、この1年もそのためにいろいろな葛藤を心の中にグッと抑えてやってきましたから。

 東京五輪の開催が決まった'13年は17歳で、初めて世界選手権に出た年でした。でも『ああ、東京なんだ。すごいな』と思うくらい。当時の自分は、その前に目指していた'12年ロンドン五輪に出場できなかったのでとにかくリオ五輪に出たいという思いが強く、体操は大学限りでやめようと思っていました。年齢を計算すると'20年は24歳になっているので、目指すことはないだろうなと思った記憶があります。

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