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貧困を乗り越えた妖精シャラポワのダークサイド… 10代時のライバルを「甘やかされたガキ」と言い放つ攻撃性【34歳に】 

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posted2021/04/19 17:01

貧困を乗り越えた妖精シャラポワのダークサイド… 10代時のライバルを「甘やかされたガキ」と言い放つ攻撃性【34歳に】<Number Web> photograph by Getty Images

15歳頃のマリア・シャラポワ

同年代のライバルへの痛烈な敵愾心

 <名言3>

 こんな女の子たちのほとんどは甘やかされたガキだった。

(マリア・シャラポワ/NumberWeb 2018年6月29日配信)

 https://number.bunshun.jp/articles/-/831201

 ◇解説◇

 幼少期のシャラポワが門をたたいたニック・ボロテリー・テニスアカデミーは、錦織圭が鍛錬を積んだ場所としても知られている。しかし、シャラポワは自伝で当時について攻撃的な表現を用いて振り返っている。

「少女たちは世界中からこのアカデミーに来ていた。まあまあ上手な子もいた。かなり上手な子も。優秀な子もいた。でも、大半はさほど上手ではなかった。こうしたプレーヤーたち、アカデミーに真の意味で利益をもたらしている生徒がいたのは、彼らの親が現実に向き合うことができなかったからだ」

 シャラポワはアカデミーで友達を作ることは決してなかったという。将来、コート上で戦うかもしれない相手と友好関係を持つ意味はないと考えていたからだ。

 果たして、成功を収めたシャラポワはさらにテニス界で孤独を深めていった。そんな孤高の女王は栄光ののち、前述したドーピング違反、怪我との戦いの末に2020年2月、コートを去ったのだった。

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