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大谷翔平サイン入りルーキーカードが2000万円超、“1枚で5億円超え”した選手名は… MLBトレカ市場バブルの理由 

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Aki

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posted2021/04/19 17:02

大谷翔平サイン入りルーキーカードが2000万円超、“1枚で5億円超え”した選手名は… MLBトレカ市場バブルの理由<Number Web> photograph by Getty Images

大谷翔平は二刀流での活躍によってトレカ界でも高騰している

真の二刀流デビューで価格が3倍に!

 ※BOWMAN Box発売が2018年4月25日のため2018年4月・5月のみ関しては未鑑定カード。※2018年6月以降はPSA社のグレード9、イーベイでの落札価格を独自調査

 価格の推移を検証すると発売開始時(公平に検証と書いたが、発売当初は先の鑑定されたカードが存在しないため同カードの未鑑定カードを対象とした)を頂点として、発売翌月頭には供給数の影響で、一段、値段が落ち着き、そして故障者リスト入りしてしまった6月からは発売当初の半額以下まで市場が下がっているのが分かる。

 その後、シーズンオフにアメリカン・リーグの新人王を獲得した際に少し上昇するも、トミー・ジョン手術により二刀流の可能性が遠のくと価格は500ドル~600ドル(約5万4000円~6万7000円)を推移し、昨年シーズンオフの時点では500ドル(約5万4000円)で取引されたカードとなる。

 それが今年のスプリング・トレーニングで大谷翔平が二刀流として活躍し始めると急激に上昇を始め、開幕直前には900ドル(約9万9000円)、そして開幕し、先発ピッチャー兼2番バッターという真の二刀流としてデビューし、初球ホームランを放った週の4月7日には1425ドル(約15万000円)と実に昨年末の約3倍で取引をされている。

 大谷翔平の活躍によってカードの価格が変動する、いわゆる株と同じような動きをする面白いマーケットだと言える。これからの活躍次第では2018年のこのカードが発売されたころの金額に到達し、そしてそれを大きく上回ってくるかどうかも大谷翔平の今後の活躍次第という面白さがそこにある。

マイク・トラウトのカードで大儲け?

 カード1枚が1425ドル(約15万7000円)という価格であることに驚かれる方も多いかもしれないが、歴史上のMLB高額で取引されたカードのベスト3は以下の通りとなる。

 3位:ホーナス・ワグナー T206 :370万ドル(2020年12月):日本円・約3億8400万円(レート:104円)

 1897年から1917年まで主にパイレーツで活躍をした野球選手で史上最高の遊撃手とも言われているホーナス・ワグナー氏のカード。発行枚数が極端に少ないという希少性からMLBカード界の王様とも言われているカードで常に高額で取引されている。

 2位:マイク・トラウト 2009 Bowman Draft Picks Chrome Prospectors Superfractors 1/1:393万ドル(2020年8月):日本円・約4億1300万円(レート:105円)

 現在MLBで最高の選手とされるマイク・トラウトのルーキーカード、発行年度は浅いもののMLB現役のスーパースターのルーキーカードかつ、1/1という1枚限定デザインへの直筆サインという希少性が重なり高騰したと思われる。ちなみにだが、今回のこのカードの販売者は売却の2年前、2018年にイーベイで約4200万円で購入している。購入当時は妻からそんな大金があるなら家だって何だって買える、頭がどうかしている、とさんざん罵られたとか……。わずか2年で3億7100万円を儲けてしまう、面白い世界だ。 

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