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大谷翔平、「リアル二刀流」で本塁打。史上初快挙の裏に“ベストの体調”。
posted2021/04/17 07:00
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
KYODO
マウンドから101マイル(約163km)の速球を投げ込み、打席からは右中間へ飛距離約137mの豪快弾をたたき込む――。
開幕4戦目の4月4日。エンゼルス大谷翔平が、ついに「リアル二刀流」の本領を発揮した。本拠地でのホワイトソックス戦でDHを解除し、「2番・投手」として出場。初回をノーヒットで切り抜けると、その裏、豪快な先制ソロを放った。全米へ生中継したスポーツ専門局「ESPN」の解説者アレックス・ロドリゲス氏(元ヤンキース)が、一瞬、言葉を失うほどの衝撃だった。
結果的に、投手として5回途中3失点、打者としては3打数1安打1本塁打。白星こそ逃したが、大谷は清々しい表情で「リアル二刀流」としての第一歩を振り返った。