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箱根駅伝出身、現役選手…急増する“ラン系YouTuber”「収入は?」「どう撮影する?」人気ランチューバーに聞く
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byTomosuke Imai
posted2021/04/07 06:00
ランニング系YouTubeチャンネル『ランニング食堂』を配信する山田祐生さん
「『ランたなチャンネル』のたなーさんというランチューバーの方が『実業団選手と同じくらい、ランチューバーにも価値がある。いずれ、そういう時代がくる』と言っていたんです」
そう語る山田さんの夢は「市民ランナーの生活すべてにコミットして、幸せにすること」だと言う。
――将来的なビジネスプランとして、どういうことを考えていますか。
「将来的には、ランナーの生活すべてを僕らで完結してもらえるようにできたらいいなって考えています。今、僕と弟で『まるおカップ』という大会を運営しているんですけど、その規模を大きくしていきたいですし、そこで着るランニングウエアも作って販売したい。レース後の打ち上げはレース会場にキッチンカーを置いて、それを利用してもらう。日常的には練習会の規模を広げて、練習後は僕らの居酒屋で楽しく過ごす……こんな感じで、多くのランナーを僕らが幸せにしてあげられたらいいなって思っています」
――ユーチューブがあってよかったですね。
「自分の好きな道を見つけることができました。それが正しい道かどうはさておき、社会人の時にユーチューブを見つけて、そこから自分のやりたいことをみつけ、それが今徐々に実現できています。ランニングユーチューバーってそんなに速くなくても何か取り柄があればそこでファンを増やしてやっていける媒体になっていると思うので、今後もっといろんな人が出て来てランニングユーチューブ全体が賑わっていけばいいかなって思います」
将来のビジョンも話してくれた山田さんだが、実は強豪の高校出身という経歴を持つ。箱根駅伝出場を目指していたというが、「高校の時に諦めました」と挫折した過去を語る。
「箱根駅伝を目指して挫折した」山田さんが、なぜランチューバ―になったのか? #2ではその異色の経歴に迫ります。
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