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「ジャンプの神様がもっとがんばれと」世界選手権ノーマルヒルで銅メダル獲得の高梨沙羅が語った頂点への距離感 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2021/02/28 06:01

「ジャンプの神様がもっとがんばれと」世界選手権ノーマルヒルで銅メダル獲得の高梨沙羅が語った頂点への距離感<Number Web> photograph by Getty Images

2月25日、世界選手権ジャンプ女子ノーマルヒルで銅メダルを獲得した高梨。3月3日にはラージヒルの本戦が控えている

 すべてを見つめ直し、一つひとつ地道に取り組んできたからこそ、長年にわたり第一線にいられる。

 それでも、世界選手権初となる優勝には届かなかった。

「こういうビッグゲームで勝てないと、もっとがんばらないといけないという結論に至る。(ジャンプの)神様がいるんだとすれば、もっとがんばれということだと思います」

あとちょっとのようで遠い金メダル

「(金メダルは)あとちょっとのようで遠い感じがしています。勝つためにはコンディションや技術、心が整っていなければいけないし、運も味方につけて力を出し切った人が勝てると思います。何かが欠けているので、追求しないといけないと思います」

 求道者、そんな言葉が思い浮かぶ真摯な取り組みと努力は、大舞台での世界一を目指し、これからも止まることはない。

 でもまずは、この世界選手権だ。この大会は3月3日に本戦が行なわれるラージヒルまで続いていく。

「反省点をいかして、変わった自分を示せるようにしたいです」

 高梨は冷静に目の前を見据えた。

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