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移籍即ゴールの守田英正がレギュラー獲得 ポルトガル勢日本人の現状序列【苦境の中島翔哉&本田圭佑は…】
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byGlobal Imagens/AFLO
posted2021/02/23 11:01
国内カップでのブラガ戦では0-1で敗戦を喫したサンタクララだが、守田英正はしっかりと出場機会を得ている
気になる中島翔哉、そして本田圭佑
なお、2019年7月に名門ポルトと5年契約を結んだFW中島翔哉(26)は昨季に続いて今季もポジションをつかめず、1月16日、アルアイン(UAE)へ期限付き移籍した(今年6月末まで)。セルジオ・コンセイソン監督は「中島にはかなりチャンスを与えたのだが、結局、チームに馴染めなかった」と漏らした。
ポルトは欧州チャンピオンズ・リーグでグループステージを突破し、ラウンド16の第1レグでユベントスに先勝。リーグでも2位につけている。仮に中島がアルアインで大活躍したとしても、今後、ポルトに居場所があるかどうか。
最後に、本田圭佑について。昨年末にボタフォゴ(ブラジル)を退団し、2月初めに自らポルティモネンセ入団を発表した。しかし、冬の移籍期限までに契約を完了しなかったためリーグへの選手登録が認められず、契約解除を余儀なくされた。
このような事態を招いた最大の理由はクラブ(と本人サイド)のリーグ規約確認のミスだろうが、本人が納得できるオファーが来なかったため期限ギリギリまで契約を躊躇したこともその一因のようだ。
昨年のボタフォゴでのプレー内容と「所属クラブなし」という状況を勘案すると、「オーバーエージ枠での東京五輪出場」という目標を達成するのは極めて難しいと思わざるをえない。