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移籍即ゴールの守田英正がレギュラー獲得 ポルトガル勢日本人の現状序列【苦境の中島翔哉&本田圭佑は…】 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byGlobal Imagens/AFLO

posted2021/02/23 11:01

移籍即ゴールの守田英正がレギュラー獲得 ポルトガル勢日本人の現状序列【苦境の中島翔哉&本田圭佑は…】<Number Web> photograph by Global Imagens/AFLO

国内カップでのブラガ戦では0-1で敗戦を喫したサンタクララだが、守田英正はしっかりと出場機会を得ている

 その4日後のポルトガル杯ブラガ戦(アウェー)でも先発。2点リードされた後半アディショナル・タイムにやはり攻め上がり、右から絶妙のパスを送ってチーム唯一の得点をアシストした。

7試合すべてでフル出場している

 ボランチでありながら、状況に応じて攻撃参加する大胆さと状況判断の確かさが光った。この2試合で監督とチームメイトの信頼を勝ち取り、以後、すべての試合(リーグ戦6試合、カップ戦1試合)にフル出場している。

 本人は、自身のSNSで「毎試合、毎日が勉強になる。言語、移動の量や食事、日程、スタイル、ジャッジ、芝の質、環境、何から何まで全てが違う。素晴らしい」、「楽しみながら日々努力してここから頑張ります」とコメント。環境の激変に戸惑いながらも、困難を乗り越えて成功をつかもうという強い気持ちが感じられる。

 2018年9月以降、日本代表にも招集されて3試合に出場しているが、まだ常連ではない。

 引き続き試合に出続け、高い個人能力を持つ選手との対戦を通してさらに成長すれば、さらなるステップアップが可能となる。日本代表でも貴重な戦力となるだろう。

ヴェルディ出身21歳藤本も頑張っている

 21歳のMF藤本寛也も、頑張っている。東京ヴェルディの下部組織出身でキープ力があり、中盤から多彩なパスを配給する。年代別日本代表の常連だった。

 2018年にトップチーム(J2)でデビューすると、2年半ほどの間に48試合に出場して4得点。昨年8月、ジウ・ビセンテへ期限付き移籍した(今年5月末まで)。

 これまでのところ、3トップの右サイドで起用されることが多い。徐々に出場機会を増やし、2月5日のリーグ戦でスタメン出場。9日の強豪スポルティング戦でも先発すると、左サイドからのクロスを左足ボレーで鮮やかに叩き込んで初得点をあげた。

 この試合では他にも惜しいミドルシュートを放っており、地元メディアから「スポルティングにとって最大の脅威だった」と高く評価された。直近の4試合ですべて先発出場しており、今後が楽しみだ。

【次ページ】 マンC→スコットランド→ポルトガルの食野は?

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