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かつてはオリコン1位も記録。あのバンドマンの“華麗なる”転身。~日本キックボクシング連盟の裏方に~

posted2021/02/14 07:00

 
かつてはオリコン1位も記録。あのバンドマンの“華麗なる”転身。~日本キックボクシング連盟の裏方に~<Number Web> photograph by Nihon Kick Boxing Association

ラウンドボードを持つなど裏方に徹する竹村。今年最初の興行となる2月20日後楽園ホール大会も腕の見せ所

text by

布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

PROFILE

photograph by

Nihon Kick Boxing Association

 風変わりな人生といったら、本人に怒られるだろうか。かつては人気パンクバンド『SNAIL RAMP』のリーダーを務めていた。'00年発売の3rdアルバムがオリコン1位を記録したこともある竹村哲は、いまキックボクシング界の片隅で小さな花を咲かせている。

「正式な肩書? 人から聞かれたら、NKBの統括とマッチメークをしていますと答えています」

 NKBとは、日本キックボクシング連盟を指す。歴史のある団体ながら、独自の鎖国路線を貫いていた期間が長く、業界でも“番外地”的な扱いを受けることが多い団体だ。

「自分も、選手をやっている頃には『なんかちょっと暗い空気が漂っているなぁ』と思っていました」

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