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久保建英、ヘタフェ初先発での“翻弄トラップと直接FK後の絶叫” 試合後は岡崎慎司と肩を組み笑顔で…【激写】
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2021/01/22 17:01
2枚マークがついても巧みなプレーを見せた久保建英。ヘタフェで着実に出番を得ることになりそうだ
しかし時間が経つにつれて、徐々に攻勢に。中へのカットインから、味方のシュートチャンスを作りました。逆サイドからのクロスに飛び込み、相手ともつれあい、痛むシーンもありました。
前半18分、直接FKの場面です。
ファウルを受けたダミアンがボールを持っていましたが、久保が近づくと、スムーズに久保がボールをセットし始めました。事前に決まっていたのではないでしょうか。FKをGKに弾かれ、悔しがる際に、“あ”に濁点がついたかのような声が聞こえてきました。
吐く息が白く、息遣いが聞こえてくるようでした。
コンビネーションが確立されればさらに楽しみ
流れの中でのプレーを振り返ると、久保には2枚マークがつく場面も多かったですが、個人技で振り切ることも多かったです。
そして久保がいい場面でボールを持つと、ダミアンがしっかりオーバーラップしてくる印象が強く残りました。おとりにしてカットインしたり、そのままパスを出すなど、今後コンビネーションが確立されれば、ますます面白くなりそうです。
もちろん個の力も素晴らしい。トラップでプレスに来た相手を見事にかわす場面もありました。
後半に入り、雨脚がかなり強くなりました。カメラ越しには久保の調子がさらに上がったように感じましたが、実際はどうだったんでしょう? 撮影しながらだと“思い込みかな……?”と考えながら、シャッターを押しています。
ちなみにヘタフェの決勝ゴールは逆サイドで決まりました。現在コロナ対策のため、カメラマンは前後半でポジションを変えることができません……。