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久保建英、ヘタフェ初先発での“翻弄トラップと直接FK後の絶叫” 試合後は岡崎慎司と肩を組み笑顔で…【激写】
posted2021/01/22 17:01
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。そのオリジナル写真を定期的に掲載している(※写真は関連記事からもご覧になれます)。
このミッドウィークに中島氏が向かったのは、マドリード近郊にあるヘタフェ。その目的はもちろん、久保建英が加入したヘタフェと岡崎慎司が在籍するウエスカとの試合だ。結果は1-0でヘタフェが勝利し、久保は直接FKで相手ゴールを脅かすなどのプレーを見せた。
それに加えて、岡崎の奮闘や試合後の様子など、現地ならではの雰囲気も写真でお伝えする。
“雨の日の久保は活躍する”の期待を胸に
久保のヘタフェでの2試合目を撮影するために、マドリード郊外のヘタフェに。数日前からこの日のマドリードの予報は雨でした。
屋外スポーツを撮るカメラマンとしては、出張先の雨ほど憂鬱なものはないのですが、マジョルカ時代の初ゴールとなった大雨のビジャレアル戦など、“雨の日の久保”の活躍を思い出しつつ、期待して訪れました。
ヘタフェのホームスタジアムであるアルフォンソ・ペレスの周辺は、10日ほど前に日本でも報道された大雪の影響が未だに色濃く残っています。柴崎岳の撮影でも訪れていた、ホームスタジアム。豪華ではないですが、味のあるスタジアムです。
久保のホームデビュー、初先発。ヘタフェは円陣を組んでスタート。この日は一日中雨予報だったのですが、実際は日中は降らず、19時のキックオフに合わせて雨も降り始めました……。
キックオフ直後の序盤は、ややウエスカペースというのもあり、久保は守備に腐心しているように見えました。特に陣形の兼ね合いから、久保が1人で相手サイドハーフとサイドバックの2枚をケアしなければいけない状況がしばらく見受けられました。
本来なら相手の左サイドバックをアレニャかマタが見るところかと思いますが、少々ちぐはぐになっていたのかもしれません……それでも久保は、味方とも頻繁にコミュニケーションを取って修正を図ろうと努めていました。