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チアゴ・アルカンタラ&ラフィーニャ兄弟をどうやって育てた? 元ブラジル代表の父・マジーニョに聞いた
text by
エリック・フロジオEric Frosio
photograph byAlex Martin/L’Équipe - Stéphane Mantey/L’Équipe
posted2021/01/10 17:00
リバプールに所属するチアゴ・アルカンタラ(左)と今季パリ・サンジェルマンに移籍したラフィーニャ(右)
締め切りの2日前に連絡を取ると、彼は考えを変えて獲得を決意した。そこから先は大忙しで、10月5日に彼は移籍実現のため両クラブを説得した。無理だろうと諦めかけたが、幸運にも締め切りの5~6時間前になんとか合意に達することが出来た。
レオナルドはチアゴを望んだが、得たのはラフィーニャだった。ラファにとっては、PSGのようなクラブでプレーできるのは夢のようなことだろう。
――彼が最も得意とするポジションはどこでしょうか?
マジーニョ PSGはバルセロナに近い3-4-3システムをしばしば採用する。またラファはネイマールをよく知っているし、イカルディやサラビアとも以前一緒にプレーをした。適応は難しくない。監督が求めるダイナミズムを理解する必要はあるが、私は心配していない。インテルではより複雑なサッカーにうまく順応した。
ラファは中盤と前線のすべてのポジションでプレーができる。出場の機会さえ得れば最高のパフォーマンスを発揮するだろう。