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スーリエドール獲得・インモービレに聞く「予算が少ないのに、なぜラツィオには主力選手が残るのか」 

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バレンティン・パウルッツィ

バレンティン・パウルッツィValentin Pauluzzi

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photograph bySébastien Boué/L’Équipe

posted2021/01/06 17:01

スーリエドール獲得・インモービレに聞く「予算が少ないのに、なぜラツィオには主力選手が残るのか」<Number Web> photograph by Sébastien Boué/L’Équipe

「イタリア代表として、UEFA欧州選手権を優勝することが目標の1つだ」と語った

インモービレ それもわかっている。相手ディフェンダーの見る目も違ってくるし、責任が大きくなると同時にモチベーションも高まる。今季のCLはラツィオのこの4年間の集大成になるだろう。それと同時に新たなサイクルも始まる(ラツィオはゼニト・サンクトペテルブルク、ボルシア・ドルトムント、クラブ・ブルージュと同じグループFを2位で通過。ラウンド16ではディフェンディングチャンピオンのバイエルン・ミュンヘンと対戦)。僕もまたチームも、参加するだけで終わるつもりはない。少なくとも楽しんでプレーをしたい!

――CLでのゴールは別の重さを持つのではないですか?

インモービレ それも意識している(グループリーグでは4試合に出場し5得点)。もちろん僕はこれまでも個人の面からもコレクティブな面からも、難しい状況で難しいゴールを決めてきたけれども。

――この4シーズンで27のアシストをセリエAで記録していることも過小評価できないのではないでしょうか?

インモービレ 偶然は何もない。ゴール前で冷静でいれば、あらゆるやり方で得点することができる。そのなかで、シュートを打つこともあればパスを選択する場合もあるが、調子が悪くてチームのために良いプレーができていないと、中盤からでもシュートを打とうとしてしまう。

インモービレが“譲ったゴール”

――エゴイストに徹していたら、4年前にナポリでゴンサロ・イグアインが樹立したシーズン最多得点記録を破ることもできたはずです。

インモービレ ああ、たしかに昨年12月のウディネーゼ戦でPKをルイス・アルベルトに譲った。ただ、あのとき彼はゴールを必要としていた。だから僕から喜んで譲ったんであって、決して彼が僕に「蹴らせろ」と言ってきたわけじゃない。

――30歳の年にリーグで36ゴールをあげましたが、今後さらにこの記録を上回る可能性はありますか?

インモービレ とてもいい質問だ。昨季の僕はポテンシャルのすべてを発揮しつくしたと思われている。だが、今季も、CLやEUROを含め僕には大きな責任がのしかかる。ラツィオもイタリア代表も僕を必要としていて、僕自身も今のこの状態を維持し続けたい。代表はEUROで素晴らしい結果を残すための手札をすべて持っている。優勝も可能と思っている。

他のクラブからオファーはあった?

――これだけの結果を残したら、他のクラブもあなたに興味を抱くのではありませんか?

【次ページ】 予算が多くないのに……

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