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「見てるか!お母さん」プロ野球界イチ(?)フリーダムすぎる楽天・島内宏明の“面白コメント8選”
text by
田口元義Genki Taguchi
photograph byKYODO
posted2020/12/29 17:03
2011年ドラフト6位で楽天入りした島内宏明。今季チーム4位の53打点をマーク
「……はい。僕が選ぶとか、そういう問題じゃないような気がするんですけどね、ふふふ」
――そういう問題で、ひとつお願いします。
「はい……」
――ところで、自分の試合中の配信コメントが話題になっていること、知ってました?
「今年はなんか、結構みんなに言われるようになったかもしれないですね。でもあれ、『ファンに届け』っていうのもありますけど、それよりは(コメントを聞きに来る)『広報の人を笑わせたい』っていうか、身内ネタというか。笑ってくれたら『いけるな』っていう感じで喋ってます、ははは」
「本当に選ぶんですか? きついなぁ(笑)」
――そもそもなんで、これほどまでユーモラスかつ変幻自在なコメントをお茶の間に届けてくれるんですか? あらかじめ「今日、打ったらこれ言おう」とか考えていたり。
「そんなことは思ってないです。打って、ベンチに戻ってきたら広報さんが来て、『あ、なんか言わないと』って感じですね。みんな喋る内容って一緒じゃないですか。僕はそんな目立つ性格でもないんで、『こういうところで、ちょっと残そうかな』くらいで。去年はどうでしたっけ? こんな感じですよね」
――島内選手がレギュラーになった2016年から、年々、グレードアップしています。実は、今年の開幕前に<楽天・島内のコメントが面白い>って記事を、本ウェブサイトに寄稿させていただきました。
「そうなんですか。なるほど……あ! じゃあ、その記事が悪いんです。それで、なんか注目されちゃったわけですね」
――本企画でその責任を取らせてもらいます。
「本当に選ぶんですか? きついなぁ(笑)」
島内に諸々了解いただいたところで、『コメント・オブ・ザ・イヤー』ノミネート作品(※8つあります!)から紹介しよう。みなさん、ノー集中の呼吸・常中でお楽しみください。