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「見てるか!お母さん」プロ野球界イチ(?)フリーダムすぎる楽天・島内宏明の“面白コメント8選”
text by
田口元義Genki Taguchi
photograph byKYODO
posted2020/12/29 17:03
2011年ドラフト6位で楽天入りした島内宏明。今季チーム4位の53打点をマーク
「半沢直樹を見て熱い気持ちになりました」
【ノミネート7】
10月2日 オリックス戦 8回に富山凌雅からタイムリー
「打ったのはストレートです。今日、半沢直樹を見て熱い気持ちになりました。初回、ゲッツーを打ってチャンスをつぶしたので絶対チャンスで打ってやろうと思って打席に入りました。チャンスで打てて良かったです」(真顔で)
選考理由=『半沢直樹』を一気見したため
「『半沢直樹』のドラマをシーズン1から3日で観終わった後だったんじゃないかな? いやぁ、熱かったですねぇ。人間関係とか目上の人に立ち向かう姿とか。(半沢直樹の妻、花役の)上戸彩さん、よかったですよね。この試合は、ゲッツーを打ってしまっていたんで、『やられたらやり返す、倍返しだ!』の気分でコメントしたと思います」
【ノミネート8】
11月4日 オリックス戦 5回に吉田一将からタイムリー二塁打
「打ったのはフォーク。それだけです」(それ以外、彼は無言を貫き、何も語ることはありませんでした)
選考理由=チャンスでヒットを打てたから。それだけです
「これ、今年最後のコメントだったんでしたっけ? なんかもう、広報の人たちも僕を巻き込んで配信するようになっちゃいましたね(苦笑)。でも、これに関しては、僕から『そうやって出しといてください』とお願いたんですけどね、はい……」
※球団配信コメントは原文のママで掲載しています
本当です(真顔で)
楽天の球団配信コメントは、野手ならば主に打点を挙げた際に、マスコミ各社を通じてファンに届けられる。
今季の島内はチーム4位、自身では2位タイのシーズン53打点をマークしたことで、多彩なコメントが配信された。それだけに、ノミネート8作品まで絞ってくれた島内選手、誠にありがとうございました。
ところで、気になった点がひとつ。
コメントの最後、必ず選手の表情が記載されているのだが、島内の場合「真顔で」「真剣な表情で」ばかり。ゲームに入り込んでいるのは無論ではあるのだが、コメント内容とのギャップが激しすぎる。実際のところ、私たちに伝えられる表情は本当なのだろうか?
「これ、僕も今年初めて知りました。多分、広報さんに嘘つかれてると思います(笑)」
コメント選定委員会(仮)に同席した球団広報が、間髪入れず答える。
「本当です(真顔で)」
了解した。では、いよいよグランプリの発表を――といきたいところだが、ひとまずここで締めさせていただく。
――島内選手、気を取り直してグランプリの選定、よろしくお願いします。
「どうしよう。選ぶの、きついなぁ……」
それ以外、彼は無言を貫き、何も語ることはありませんでした。
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