酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
澤村拓一や菅野智之、西川遥輝&有原航平はMLBで活躍できる? 過去の日本人成績から推測すると…
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byJjji Press/Nanae Suzuki
posted2020/12/08 11:03
メジャー挑戦の意向があることを示した澤村拓一と菅野智之。果たして2021年、彼らのピッチング姿をどこで見られるか
広島・菊池も2019年MLBを目指したが
2019年、広島の菊池涼介はポスティングによるMLB移籍を目指したが、応札する球団はなかった。菊池は二塁手としては驚異的な守備範囲を誇る。またNPBでも屈指のバントの名手だ。しかし本塁打は9年で95本。MLBではニーズがなかった。
西川遥輝は12月3日、ポスティング申請手続きをしたが、応札する球団はないか、あってもマイナー契約でのオファーではないかと考える。西川がMLBに挑戦する可能性はそれほど高くないだろう。
アメリカでは今月から新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まる。これが劇的に功を奏して感染者数が減少すれば、来季、162試合でのレギュラーシリーズが行われる可能性はある。そうなれば、NPBからMLBに移籍した選手が、新天地で活躍する姿を見る可能性もあるだろう。
新型コロナ禍の進展も視野に入れて、今後を見守りたい。