競馬PRESSBACK NUMBER
アーモンドアイ陣営も「化け物かも…」グランアレグリアは豪華メンバーマイルCSでも抜けている?
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2020/11/20 17:01
アーモンドアイに2馬身半もの差をつけて勝利した安田記念のグランアレグリア
「あれだけ完璧にアーモンドアイが負かされたのは」
そして、今年の安田記念(GI、東京競馬場、芝1600メートル)。ルメール騎手はアーモンドアイの背中から真っ先にゴールに飛び込むグランアレグリアの姿を見た。その際の同騎手の弁は次の通りだった。
「アーモンドアイはスタートで出遅れてしまったけど、最後は良く伸びてくれています。ただ、1頭だけ素晴らしい馬がいて追いつけませんでした。アーモンドアイが負けるとすればその相手はグランアレグリアだと思っていました」
アーモンドアイを担当する根岸真彦調教厩務員も「グランアレグリアは化け物かもしれません」と舌を巻いていたが、異口同音に語ったのが国枝栄調教師だ。
ADVERTISEMENT
「たしかに出遅れたけど、それにしてもグランアレグリアは強かった。普通に走れたのにあれだけ完璧にアーモンドアイが負かされたのは唯一この安田記念だけでしょう」
スーパーホースが群雄割拠の現在に於いて、現役最強の呼び声が高いアーモンドアイ。その陣営をしてこれだけ高い評価の言葉が並ぶグランアレグリア。GIホースの揃ったここでもレベルの違うところを披露するのか。その走りに注目したい。