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コントレイルが種牡馬転向秒読み? とてつもないスケールのビジネスだけに…179頭の種付けで35億円以上も

posted2020/11/14 11:02

 
コントレイルが種牡馬転向秒読み? とてつもないスケールのビジネスだけに…179頭の種付けで35億円以上も<Number Web> photograph by KYODO

ウインマリリン(フローラS)、ウインカーネリアン(皐月賞4着)らスクリーンヒーロー産駒は3歳戦線を賑わせた。写真は2008年ジャパンカップで優勝したスクリーンヒーロー

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片山良三

片山良三Ryozo Katayama

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KYODO

 '20年シーズンの種付け頭数が主要種馬所から発表された。最も多くの繁殖牝馬を集めたのは、社台スタリオンステーション(SS)に繋養されているキズナ(牡10歳、父ディープインパクト)で、242頭。僅差の2位はエピファネイア(牡10歳、父シンボリクリスエス)の240頭。3位がレイデオロ(牡6歳、父キングカメハメハ)の196頭と、例年通りに社台SSが占めた。

 しかし、新冠の優駿SSに新しく加わったモーニン(牡8歳、父ヘニーヒューズ)が190頭を集めて4位に食い込んだのが注目ポイント。豪華メンバーが揃う社台SSがディープインパクト、キングカメハメハの両横綱を喪い、ハーツクライ、ダイワメジャーといった人気馬たちが最晩年を迎えて種付け頭数を絞らざるを得なくなった事情があり、日高地方の種馬所にも下克上の雰囲気が盛り上がってきている。

 とはいえ、モーニンの種付け料は生産者に優しい50万円。その稼ぎ高は単純計算で9500万円でしかない。その勘定でいくと、日本一の種牡馬は2000万円の単価で179頭に種付けしたロードカナロア(牡12歳、父キングカメハメハ)。1シーズンで35億8000万円も稼いだのだ。種付け料600万円のキズナが14億5200万円を稼いだが、首位には遠く及ばなかった。

コントレイルの種牡馬転向?

 ちなみに社台SS以外で最も稼いだのは、静内のレックススタッド繋養のスクリーンヒーロー(牡16歳、父グラスワンダー)。競走馬としても'08年のジャパンカップ優勝などで5億340万円を獲得したが、モーリスなどの父となって評価を上げ、今シーズンはたった1年で600万×121頭の種付け。7億2600万円を稼ぎ出したのだから、種牡馬ビジネスは成功したらとてつもなく大きい。

 次代の主役は、無敗の三冠を達成したコントレイル(牡3歳、父ディープインパクト)だ。7戦7勝の戦績で6億7518万6000円を稼いでいるが、種牡馬となればいきなり1000万以上の種付け料が設定されるはずで、200頭に絞ったとしても年収20億円。凱旋門賞制覇など、競走馬としての長い活躍を期待してしまうが、現実的には種牡馬転向がすでに秒読みに入っているのかもしれない。

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