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那須川天心に耳打ちした言葉とは? <独占>皇治インタビュー「あの子は人間、怪物ではない」
text by
田中大貴Daiki Tanaka
photograph byYuki Suenaga
posted2020/11/06 11:01
那須川天心戦から1カ月余り、再びトレーニングに励む皇治はゆっくりとその激闘を振り返った
「もう1回喧嘩売ろうかな」
――試合終了後には「武尊の方が強い」という発言もありましたね。
そう言った方が盛り上がるでしょ(笑)。俺が天心サイドだったら「そんなんいうならやってやるよ」と思いますけどね。天心君は世界で1、2番ぐらいに強い。でも「1、2番ぐらい」なんですよ。(キックボクシングの世界で)一番強いやつとやれてないから。それでボクシング界に行くとなったら一生後悔するんちゃうかなって思うんですよね。まあ、天心君が自分で言ったことなんでね。人として、男としてやってほしいなと。彼らからすれば、大きなお世話って感じでしょうけど、でも実際に俺はやったので。だからあの2人には対戦して盛り上げてほしいなと思います。
――武尊選手に会う機会があったら何と声をかけますか?
仲悪いですからね(笑)。どっちの味方とかはないですけど、武尊を見ていて(那須川)とやりたがっているのが伝わるんですよ。(2018年の対戦で)殴り合ったあとは「絶対負けないです」と言っていた。あの子は口だけじゃなく、ほんまにそう思っているんだろうなと感じましたよ。ほんまね、2人がやらないんだったら、もう1回武尊にRIZINから喧嘩売ろうかな、かかってこいって(笑)
【後編に続く】皇治が批判覚悟で突き進む理由 次の標的はボブサップ?武尊と再戦?
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