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“ドリームチーム”から史上初の招待状 ジェイミージャパン再出発の相手ライオンズって?
posted2020/10/23 17:02
text by
竹鼻智Satoshi Takehana
photograph by
Getty Images
2021年6月26日、ラグビー日本代表はスコットランドのマレーフィールド(6万7000人収容)で「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」と一戦交えることになった。史上初の対戦となる。
今年の夏、日本を訪れる予定であったイングランド代表とウェールズ代表は遠征を中止とし、日本代表も秋に欧州で行われるオータムネーションズカップ(シックスネーションズにフィジー代表とジョージア代表を加えて行われることになった、今秋のみ行われる8カ国対抗戦)からの招待状を、辞退せざるを得なかった。
地元開催となった昨年のワールドカップでは、多くの意味で歴史を変える実績を残した日本代表だが、最後の試合を戦ってから既に1年以上が経過している。一生に一度の大舞台で素晴らしい結果を残したチームは、次の試合がいつになるのか分からない日々を過ごし続けた。
このチームが再び大舞台に立つ日を待ち望むのは、日本側だけではない。世界中のラグビーファンは、再びブレイブ・ブロッサムズ(日本代表の愛称)の勇姿を見る日を待ち望み、欧州の代表チームはとにかく日本代表と一戦交えたい。
4年に一度のオールスターチーム
こうした経緯もあり、アイルランド、イングランド、ウェールズ、スコットランドの代表オールスターチームである「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」が、日本代表へと招待状を送った。4年に一度、夏に結成されるライオンズは、ニュージーランドや豪州、南アフリカへの遠征を行う連合軍だ。2021年版のライオンズは南アフリカへ遠征を行うが、出発前の準備試合を、日本代表とスコットランドのマレーフィールドで行うと発表した。
準備試合とは言え、欧州強豪国の選抜チームであるライオンズが招待状を送るほどに、日本代表の実力は認められている。