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18歳の女子高生サーファー・松田詩野は成長中! 輝く笑顔の波乗り娘が進むオリンピックに続く道

posted2020/10/22 11:02

 
18歳の女子高生サーファー・松田詩野は成長中! 輝く笑顔の波乗り娘が進むオリンピックに続く道<Number Web> photograph by Kyodo News

決勝を終えて脇田紗良(左)とハイタッチを交わす松田詩野。オリンピックへ成長を続けている

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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Kyodo News

 18歳の輝く笑顔に、喜びや充実感が浮かんでいた。10月中旬、日本プロサーフィン連盟による特別戦、「さわかみチャレンジシリーズ鴨川」が千葉県鴨川市東条海岸(マルキポイント)で無観客にて行なわれた。五輪種目の女子ショートボードには、東京五輪の条件付き出場権を獲得している高校生プロサーファーの松田詩野が出場。ためこんできた思いを存分にサーフィンに発散した。

「試合があると聞いてからは、早くゼッケンをつけて試合をしたいと思っていました。今回はオンライン映像ですが、自分のサーフィンを見てもらえて良かった。久しぶりなので楽しかったです」

 3月以来、7カ月ぶりの実戦。言葉に実感がこもっていた。

練習したことを自信を持って見てもらう

 新型コロナウイルス感染症の問題が出てからは、国内初となるトップカテゴリーの大会だった。女子ショートボードには松田をはじめとする国内のトップサーファーが出場。気温は18度前後と肌寒く、雨も降り、波に関しても女子の試合が行なわれた時間帯は難しいコンディションだった。

「どんどん波に乗ったり動いたりして、心も体も試合モードに集中して行こう。点数や順位を気にしすぎることなく、練習してきたことを自信を持って見てもらえるような試合にしよう」

 そんな心意気で挑んだ松田のパフォーマンスで目を引いたのは、10月15日に行なわれた1回戦だ。松田は第2ヒートに登場し、20分の制限時間内に8本のライディングを敢行した。

 まずは開始2分過ぎ、同組4人の中でいの一番にライディングを開始した。続いてすぐさま2本目にトライ。いずれも小さな波で得点は低かったが、これこそコロナ禍中に見出した進化だった。

【次ページ】 トライした5本目で、良い波をキャッチ!

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