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“超高速”箱根駅伝予選会「なぜルーキーが活躍?」「中央学院大、衝撃の落選」…全結果を振り返る 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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posted2020/10/20 18:55

“超高速”箱根駅伝予選会「なぜルーキーが活躍?」「中央学院大、衝撃の落選」…全結果を振り返る<Number Web> photograph by JMPA

5km、10km、15km、20kmのポイントでトップ。“完全勝利”を果たした順天堂大学

 昨年、26年ぶりに予選会を突破し、歓喜に沸いた筑波大は11位に終わり、悔し涙を流した。6位の猿橋拓己(4年)、9位の西研人(4年)が61分台で走り、大健闘したが、後続が続かず、10位の専修大とわずか18秒差で敗れた。「歴史を作るために」と連続出場にこだわったが、残念ながら目標を達成することができなかった。

 中央学院大はまさかの12位で、落選は衝撃的だった。箱根本戦のメンバー6名に加え、10000m28分台が3名。実力通りに走れば、最低中位で予選突破が可能な戦力だ。この雨と高速のレース展開が選手の走りに影響したとは思えず、選手の調子も決して悪くはないが、62分台が1人に終わり、他チームが早すぎた結果、順位を上げられなかった。

 麗澤大は、昨年まで2年続けての次点に泣いたが、今回も予選突破を果たせなかった。山川達也監督は「一昨年は思い通りの走りができたが昨年は欲が出た」と反省し、3回目の今年は練習メニューを個別化して強化を進め、26秒差で逃した昨年の悔しさを晴らすべくチームを作り上げてきた。だが、10位の専修大に2分8秒の差をつけられ、力が及ばず、3度目の正直はならなかった。

 箱根駅伝初出場を目指した駿河台大は、出場選手全員がハーフの自己ベストを更新する健闘を見せた。だが、ハイスピードのレースになって上位校に打ち勝つことができず、15位と昨年(12位)よりも順位を落として予選を終えた。

来年に期待したいのは「東京農業大学」

 予選会を突破はできなかったが、今後が楽しみなチームもあった。

 東京農大は、17位に終わったが今後を感じさせるレースを見せた。1年生5名が予選会に出場。高槻芳照が62分35秒、並木寧音が62分48秒で走り、他3名の1年生も64分台、65分台にまとめた。来年に繋がる走りができており、強くなる気配が感じられる。

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