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箱根駅伝予選会「無観客」「コース変更」でどうなる……〈10位圏内〉を予想してみた
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJMPA
posted2020/10/16 17:01
個人的に楽しみなのは、麗澤大、東京農大、立教大だ。
麗澤大は前々回、昨年と2年連続して次点に終わり、悔し涙を流した。山川達也監督がその経験を活かして、今年はどんなチームを作り上げてきたのか。3度目の正直となるのか、予選会が楽しみだ。東京農大は、コモディイイダから箱根を目指して入学した高橋光晃(1年)ら7名の1年生主体のチーム。それを工藤颯(4年)ら上級生が下支えしており、今後が楽しみのチームだ。立教大も上野裕一郎監督が1年生8名をエントリーしている。来年に繋げるための編成だが、果たして2度目の予選会で爪痕を残せるだろうか。
箱根予選会が本格的な駅伝シーズンの開幕戦に
各大学は、最終的な調整段階に入っているが、今年は気を抜けない。
主催する関東学連は、部員(選手、主務等)、監督、コーチ等が、PCR検査/抗原検査において「陽性」反応があった場合、当該者の出場および会場への立ち入りが認められないとした。各大学とも感染予防策は念入りに行われており、当日まで自主管理を含めて細心の注意を払っていくことが求められる。
2020年シーズンはコロナ禍の影響で出雲駅伝が中止になり、箱根予選会が本格的な駅伝シーズンの開幕戦になる。選手はいろんなストレスを抱えてきただろうが、走る場を失った今年の悔しさをぶつけ、全力を出し切ってほしいと願うばかりだ。