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早稲田大学の1年生が夢見るラグビーW杯 金の卵が手にするのはボールじゃなくて“ホイッスル”
text by
多羅正崇Masataka Tara
photograph byWASEDA University
posted2020/10/08 17:00
早稲田大学ラグビー部の練習でアシスタントレフリーを務める古瀬(1年)。レフリーを経験して、ラグビーの奥深さに魅了された
「僕も高いところを目指さなければならない」
古瀬は去年まで高校生だったルーキーで、そんな先輩たちの実績とは比ぶべくもない。
ただ大学1年生とは思えないほどの落ち着いた声色で、古瀬は未来を口にする。小学校低学年から英会話教室に通っていたため英語は堪能だが、ニュースを英語で聞くなど、英語力を継続的に向上させている。高い目標があるからだ。
「高校生でTIDに入れてもらい、そこで世界のレフリーは若い年齢でワールドカップを経験していることを知りました。TIDに選んで頂いた以上は、僕も高いところを目指さなければならないと思っています」
プレイヤーと同様に、レフリーもまた高みを目指している。夢のW杯レフリーへ。果敢なチャレンジのホイッスルはもう鳴っている。
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