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日韓W杯イタリアvs.韓国の内幕。ヒディンク参謀、勝因と“あのレッド判定”を激白。 

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フローラン・ダバディ

フローラン・ダバディFlorent Dabadie

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posted2020/09/07 11:40

日韓W杯イタリアvs.韓国の内幕。ヒディンク参謀、勝因と“あのレッド判定”を激白。<Number Web> photograph by Getty Images

デルピエーロvs.パク・チソンのマッチアップなどがあったこの試合だが、モレノ主審の判定が最も話題になった。

120分間、迷わず走り続けたからこそ。

――結果はソル・ギヒョンの同点ゴール、そして延長戦での大逆転劇でしたね。

YR:「イタリアに勝てたのは120分間、迷わずに走り続けたからこそです」

――私たち日本代表は足が止まったわけではありませんが、トルコとの試合にリズムがあまり良くなく、いつものカウンターサッカーではなく、ボールを支配するサッカーを強いられて、得意な戦いが出来ませんでした。力関係でしょうね。

YR:「韓国代表は常にチャレンジャーでいられましたよ」

中田やパク・チソンを超えた選手は出たか?

――ところで、あれからおよそ20年経ったわけですが、日韓のサッカー選手たちは進化したと思いますか? 中田英寿とパク・チソンを超える存在は、未だに現れていないと思うのは気のせいでしょうか。

YR:「気のせいかもしれませんね(笑)。技術的に今の日韓の選手たちは20年前に比べてよっぽど優れていますよ。フィジカルも雲泥の差です。強いて言えば、サッカー文化の発展はまだスローかな、それぐらいです」

――どういう意味においてですか。

YR:「西洋の文化と東洋の文化はいまだに遠く離れています。アジアの選手は必ずしもヨーロッパに適応できていない。言葉や文化は、サッカー以外の大事な要素です。欧州のサッカー文化をアジアで伝えるには、2002年大会の選手たちが国内リーグで指導者となるなど、サッカー界で活躍を続けてくれれば、きっと大きく変わるはずです」

――なるほど。ヤン、今回はありがとう。お元気でね!

【次ページ】 酒井宏樹&長友はW杯の遠い遺産。

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