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「35億」の次はアメフトに恩返し。
コージ・トクダが語る現役復帰の覚悟。 

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田中大貴

田中大貴Daiki Tanaka

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photograph byKoji Tokuda

posted2020/08/15 11:50

「35億」の次はアメフトに恩返し。コージ・トクダが語る現役復帰の覚悟。<Number Web> photograph by Koji Tokuda

コージ・トクダは法政大で甲子園ボウル3度出場、主将も務めた。今季から「みらいふ福岡SUNS」で選手復帰。

SNSを活用する「みらいふ福岡SUNS」。

――東京を拠点にしながらXリーグ1部AREA(2部に相当)の「みらいふ福岡SUNS」を選んだ理由は何ですか。

 大学時代の同期でIBMで活躍した栗原嵩が、ちょうどフリーエージェントになって、最初に福岡に声をかけてもらい、「面白いチームがあるよ」と。それで2月末、栗原と一緒に見学に行きました。すると福岡は取り組み方がほかのチームと全然違って、自分たちの活動をSNSやYouTubeで積極的に発信していたんです。

 そんなこと、アメフトでは本来タブーだったんですよ。戦略のスポーツですから、練習風景を公開したら弱点を分析されてしまう可能性もありますし。でも、勝ちにこだわるだけじゃなく、アメフトの普及も考えて取り組んでいる。自分もせっかくやるなら広く知ってもらいたいと思って、福岡にお世話になることに決めました。

ラグビーW杯を見て、アメフトも。

――東京で芸能活動をしながら週末に福岡で練習というのは大変じゃないですか。

 マネージャーさんには、タレントとしての仕事を優先して入れてくださいって言っていますけどね。Xリーグの選手は皆さん、平日に仕事を持っているので。ただ、ファンの方や芸能界の先輩、仲間たちからは「東京のチームやったら応援に行けるのに」と言ってもらうことが多いので、これは早くXリーグ1部Super(上位8チーム)に昇格して東京での試合を増やさなアカンなと。

――そこまでしてアメフトを普及させたいと思う理由は何ですか。

 やっぱり面白いからですね。アメリカでは一番人気のスポーツですし、熱狂できます。日本でラグビーワールドカップが成功したのを見て、アメフトも行けるんじゃないかと。ラグビーのような国際試合は、アメリカの1強なので難しいところもありますけど、日本国内のアメフトを盛り上げることは、ひょっとしたらできるんじゃないかと思っているんです。

【次ページ】 スピードで戦う選手、タレントとしての目標は?

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