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清武弘嗣の新たな相棒はプロ2年目。
セレッソの好調を支える坂元達裕。 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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photograph byJ.LEAGUE

posted2020/08/05 08:00

清武弘嗣の新たな相棒はプロ2年目。セレッソの好調を支える坂元達裕。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

FWに故障が続くセレッソだが、左サイドに陣取る清武弘嗣を活かすことで攻撃の迫力を維持している。

清武の“75分の男”起用も定着。

 ここ数年、清武は故障に泣き、年間を通じてチームに貢献することができなかった。

 今年は慎重にコンディションを管理し、プロ野球の投手が100球を目処に交代するように、約75分を目処に交代している。過密日程がつづく中、チームはエースに無理をさせないようにしているのだろう。

 10番が活躍し続けることがセレッソにとって非常に重要なので、5人交代が可能な今季、清武は「75分の男」として今後もプレーていく可能性が高い。

「引き分けがここ2試合つづいていたので、今日は勝ち点3が欲しかったですし、チームとして勝てたのは良かったと思います」

 試合後、清武は、そう言った。

 セレッソにとっては湘南戦の勝利は、首位戦線に生き残るために非常に大きかった。得点力不足の課題は残っているが、FWの主力が戻ってくるまで、湘南戦での後半の戦いをベースにすればチャンスは多く作れそうだ。

 これからFC東京、柏、川崎とクセ者のチームがつづくが、清武、坂元の調子はさらに上がっていくだろうし、攻撃の形を示せたことは勝ち点同様に大きな収穫だった。

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