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NBA再開!八村塁「プレイインゲーム」は?
綱取り目指す・朝乃山、大谷翔平は炎上後の登板2戦目【今週末の注目競技】
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGarrett Ellwood/NBAE via Getty Images
posted2020/07/31 18:30
ウィザーズ・八村塁。プレイオフ進出のカギを握るチームの要として、その活躍に期待したい。
今週末は注目の競技が目白押しだ。
NBA
日本時間31日、新型コロナウイルスの影響で4カ月以上もの間中断していたNBAの2019-2020シーズンがフロリダ州オーランドで再開された。
日本人選手はウィザーズの八村塁とグリズリーズの渡邊雄太が参戦。イースタン・カンファレンス9位のウィザーズは、プレイオフ圏内8位のマジックに5.5ゲーム差をつけられている。残り8試合でこの差を逆転するのは難しい。
この厳しい状況を打ち破ってウィザーズがプレイオフに進出するためには「プレイインゲーム(プレイオフ進出決定戦)」に持ち込むことが必須だ。これは8試合のシーディング・ゲーム終了時点で8位と9位が4ゲーム差以内の場合にプレイオフ出場を懸けて行われる今シーズンの特別ルール。ここで8位のチームは1勝、9位のチームは2連勝すればプレイオフに進出できる。ウィザーズはまずはここを目指しマジックとの1.5ゲーム差を縮めたい。
練習試合では3戦全敗となったウィザーズだが、八村は全ての試合でチーム最多の18、15、19得点を挙げており、彼の安定したプレーがプレーオフ進出のカギを握る。
1日午前5時から行われる初戦のサンズ戦に注目だ。
大相撲
8月2日は大相撲七月場所の千秋楽だ。初日から十日目まで10連勝の横綱・白鵬が十一日目に大栄翔に敗れて初黒星を喫すると、続く十二日目にも御嶽海に土をつけられて2連敗。右ひざの痛みを訴えていた白鵬は半月板損傷などのため2週間の治療が必要と診断され、十三日目の31日から休場を決めた。二日目から鶴竜も休場しているため、横綱不在の場所となっている。
十二日目の30日終了時点で1敗を守っていたのは新大関の朝乃山と元大関の照ノ富士。31日にはこの新旧大関の初顔合わせが組まれた。優勝の行方を左右する大一番を寄り切りで制したのは照ノ富士。12勝1敗と単独首位に立った。
一方の朝乃山は11勝2敗と後退したが、まだチャンスはあり、優勝すれば次の秋場所は綱取りがかかることになる。2日の千秋楽まで賜杯の行方に目が離せない。
MLB
メジャーリーグでは日本時間の8月3日(現地時間8月2日、日曜日)にエンゼルス・大谷翔平の登板が予定されている。
今季初先発となった27日の開幕3戦目は初回1死も取ることができないまま5失点を喫し、プロ最短で降板する波乱の展開に。そのままチームは逆転することができず、693日ぶりの登板は黒星となった。
しかし打撃では29日に初打点を挙げ、30日には地面までわずか36.9cmと低いボール球をすくい上げる芸術的バッティングで今季1号本塁打を放った。衝撃の一発から一夜明けた31日には今季初盗塁を見せ、さらに試合終盤に2試合連続となる本塁打を放った。
徐々に感覚を取り戻し、巻き返しの兆しを見せている大谷。「二刀流復活」に向けてその投球にも期待せずにはいられない。