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マキロイは誰よりも再開に積極的。
「ツアー再開できない理由がない」
posted2020/05/16 09:00
text by
舩越園子Sonoko Funakoshi
photograph by
AFLO
止まっていた米ツアーが、ついに動き出そうとしている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、米ツアーは3月のプレーヤーズ選手権を初日終了後に中止して以来、すべての試合を中止あるいは延期してきたが、米国内の他の主要スポーツに先駆けて6月半ばから早々に再開しようと意気込みを見せている。
そして、そのための綿密詳細なプランを一昨日、発表した。
世界で最も感染拡大が深刻な状況にある米国では、一般社会も経済も、まだまだ再開の途上にある。いや、再スタートを切れていない人々も多い。
その状況で米ツアーを6月に再開するのは「あまりにも時期尚早」という批判や指摘は一部の選手からも社会からも上がっている。
いち早く出場を表明したマキロイ。
そんな中、トッププレーヤーの中で一早く自身の出場スケジュールを発表したのが、北アイルランド出身のローリー・マキロイだ。
米ツアーはチャールズ・シュワッブ・チャレンジ(6月11日~14日)からの4大会を無観客試合で開催する予定だが、マキロイは、その最初の3試合(チャールズ・シュワッブ・チャレンジ、RBCヘリテージ、トラベラーズ選手権)に連続で出場する意向を明かした。
「今、僕の胸の中にあるのは、試合に出たい、プレーしたいという想いだ。まず3試合に出る。それからのことは、それから考えようと思っている」
一方で、英国出身の若手スター、トミー・フリートウッドは「僕は今はアメリカには行かない。ゴルフの試合からは(通算で)4カ月ぐらい離れることになると思うけど、とにかく今は、渡米して試合に出ることは考えられない」